こんにちは、たこすけです☆
7月に入り、夏が待ち遠しい日々ですね。

今回紹介したい本はこちらです。

『Colorful
森 絵都/著 理論社 1998年
karafuru

文庫版もあります。こちらは表紙が
少しかわいらしくなっていますね!

文庫版『カラフル』
森 絵都/著 文春文庫 2007年
bunnko
あらすじ
「おめでとうございます、抽選に当たりました!」

天使のプラプラが死んだはずのぼくの魂にそう告げる。

聞くと、僕の魂は前世で行ったあやまちのため
輪廻のサイクルから外れてしまったらしい。

消滅せずに、もう一度輪廻の流れに乗るためには
現世で誰かの体を借りてのホームスティをし
記憶をなくした自分がどんなあやまちを犯した
のかを自覚する修行に出なければならないという。

ぼくは「小林真」となり
ホームスティ先の家族のもとへ降り立つ。

全体が明るいイエローの印象的な本。
挿絵のないハードカバーの本は、小難しそう
なイメージを持ちますが、文字間隔も広く
とても読みやすい本です。
1~2時間程度で読破でき、こんな厚い本
が読めた!となんだか誇らしくなれますw

森 絵都さんの作品で1998年に出版されてから
中高生に今も読まれ続けています。
ぜひ中学生、高校生に読んでほしい本。

やり直しの機会を与える天使プラプラ。
なんだか小畑健先生の漫画「プラチナエンド」
がイメージが真っ先に浮かびましたw


人は見たいものを見て、すれ違ってしまう。
黒だと思っていたものが、実は白という単純さ
ではなく、赤も青も緑も黄色もたくさんの色が
混ざり合って、その人を作っている。

清廉な部分も醜い部分もあって
その人の人生はその人なりに
波乱万丈な生き方をしている。

「だれもがだれかを、ちょっとずつ誤解したり
されたりしながら生きているのかも知れない。
それは気が遠くなるほどさびしいことだけど、
だからこそうまくいくケースもある。」
(本文より)

人間は多面的で、色とりどり
たまたま目に映った色が黒でも、その隣は
輝く色が隠れているかもしれない。

自分自身の傷にしか目がいかない時も
同じときに他の人もそれぞれがそれぞれ
の傷に苦しんでいるかもしれない。

親も兄弟も友達も先生もクラスメートも
完璧じゃない。
間違いもおかすし、
そもそも自分というフィルターを通して
相手を見ている分、本当にそうである
とも限らない。

そんな当たり前のようで
なかなか自分では気が付けないような
ことをそっと教えてくれる作品です。

八方塞がりで、どこにいっても
出口のないようなことでも
独りよがりにならずに周りを
見渡す必要があるよ。
死んでから気づいても遅いことは
いっぱいあるんだよ。
と語りかけられているような
気がします

「小林真」になったぼくは、じぶんが
おかしたあやまちに気づくことが
出来たのか、ぜひ読んでみて
くださいね☆